解体、引き上げが完了し、次のステップへ進みます。
今回は同じ形状・同じサイズで門を再建築するため、
解体した材料を一本一本丁寧に採寸していきます。
柱の長さ、貫の位置、垂木の間隔、ほぞの深さ――
図面に起こしていくと、以前建てられた大工さんがいかに丁寧な仕事をされていたかが改めてよくわかります。
数寄屋建築なので豪華には見せすぎず華奢な印象がありながらも侘びた雰囲気を出すために
「この寸法にされたのか」と感じる場面が何度もありました。
引き上げてきた材料たち



垂木材(ヒノキ錆丸太) 柱や桁の材料(ひのき錆丸太) 貫関係(桧)

垂木には曲がった材料も。大工さんの技術で曲がった材料でも使います。

柱の先。方角が掛かれています 垂木が乗るところが彫られています

扉が付いていた箇所に溝があります 柱の先端がささっていたホゾ 栗の六角チョウナハツリの貫の跡

扉の建具(米スギ)
採寸が終わると、私のメインの仕事である材料手配が始まります。
今回は白木の北山杉磨丸太を使用します。
元々は色の濃いヒノキ錆丸太でしたが、お施主様のご希望で京都の木に指定されている北山杉に。
ただし柱だけは腐りにくいヒノキの磨丸太を使用します。


左から棟木、柱2本、桁2本

栗の六角チョウナハツリ 杉の赤身の材料

北山杉の垂木材料
こちらの材料については施工してくださる大工さんへお届けしました。
扉の建具については建具屋さんへ
こちらは元々米スギでしたが、杉の赤身へと変更し、材料を提供しました。
扉を取り付ける金具も和金物を扱われている金物屋さんにお願いし、
別注で作っていただきました。


和を感じる梱包 肘坪(別製)

貫 受 貫 通
少し時間が経ち、
大工さんの加工されている工場へ
着々と加工が進んでいました。
今回の材料はエクボや多少節のある1本1本個性のある材料を選びましたので
大工さんがどのように選別して加工されているか楽しみです。



柱部分 柱の下に来る石 屋根を葺く杉皮
建具の扉も完成しました。

真ん中の板は一枚板です
次はいよいよ施工、完成をご報告できると思います。
どうぞお楽しみに。

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