いよいよ完成の回となります。
少し長めの内容になるかと思います。
実際に丸太を組んでいく前に土台の石を添え付けます。
従前の石と柱の関係は、柱の上に石が乗っているだけでしたので、
柱の根元の腐朽により門自体がグラついていました。
今回は石と柱をボルトでより頑丈に固定しました。

ボルトで柱と石が固定されています。

元々、柱と控え柱があったところを掘っています。
材料の搬入です。


青竹、控え柱(栗六角ナグリ)、垂木、貫、杉皮など養生の必要なものは養生しています。
いよいよ柱を建て構造を組み上げます。
慎重に場所や方向を再現しながら組み上げました。


現場での数寄屋大工さんの仕事は傍から見ていて
慎重かつ精度高く進められており、手間のかかることだと改めて感じました。
手作業と豊富な経験による仕事は無駄をそぎ落とした仕事ともいえると思います。


杉皮を葺いていきます。重ね張りは7層で中に防水シートを挟みます。

柱と控え柱 柱と棟、垂木、杉皮が美しい

控え柱の頂部は元の金具を再利用しています。 柱と背割りの埋め木と貫部分

青竹を杉皮の上に組んでいきます。 竹の先は節止めになっています。

建具扉を取り付け。 丸太の柱に和金物(肘坪)を取り付けて高さ調節するのはかなり難易度が高い。
そしていよいよ完成。施工に2日半掛かりました。


後日撮影の写真です。右隣に竹枝垣も取り付けられとても雰囲気が良くなっています。

門 表

門 裏
色々な個所の写真





従前の閂(かんぬき)と変更し、北山杉の垂木を閂といたしました。
お客様のご要望で簡単に開け閉めできる方法が良いとのことでしたので、
いくつかご提案し、こちらになりました。意匠的にも良くお気に入りポイントです。

従前の閂
完成後、お客様には格好良く仕上げてもらって、と言って喜んでいただきました。
最近は加工させていただくことや完成品を納めさせていただくことが増え
今回のように施工までさせていただけることは非常に大きな経験であり、
さらに幅広く色々なことに取り組めるようになったと感じております。
お客様のご要望・ご予算に合わせた最適なご提案ができるよう
これからも日々色々な事に取り組んでいきたいと思います。

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