本日はお茶室の材料を選ぶ為、
お施主様、設計士様、大工さんにお越しいただきました。
既存の建物のリフォームになるので、使える材料はできるだけ使い、
茶室に必要な新しい材料の床柱などの柱関係、地板などを中心に実物を見ていただきました。
四畳半のお茶室という事で、まずは床柱から。
その前に、既存建物から再利用可能な古い北山杉を確保されており、その古材を床框にするとの事です。
その古材見せていただくと約100年経過している事もあり、かなり色が濃くなり光沢も素晴らしく、
長い年月が経たないと出せない風格や佇まいを醸し出していました。
この素晴らしい古材に合う赤松皮付丸太を選んでいただきます。
太さは大体3寸くらいものを約5~6本見ていただき、それぞれの特徴などを説明し、
大工さんと設計士さんがどのように使い、完成した際どのように見える(景色)かなど説明され、
最後にお施主様に選んでいただくという具合に進みました。
どの赤松丸太も良いとお言葉をいただき、
悩まれた末、設計士様とも相談の上、最後はお気に入りの一本を選んでいただきました。
その他の柱は床柱より少し細い北山丸太。
茶室などの数寄屋建築にはスラリと細い北山丸太がよく似合います。
地板は松やケヤキ、栗、栃、杉など見ていただきました。
建築する際に、お施主様自ら床柱を選ばれることはあっても、
大抵は数本の中から一本選ぶことの方が多いと思います。
当店までお越しいただくことで、数十種類数百本の中から一番お気に入りの一本を選んでいただくことが可能です。
また今回のように古材に合う材料はどのようなものが良いかなど、様々な提案もさせていただきます。
京都駅から車で1時間ほど、バスで1時間半ほどの田舎ですが、
北山丸太はどこで育ちどのように製造されたかを北山丸太の生産地にてお話しさせていただき、
ここでしか見られない銘木を数多く見ていただくことができます。
少しでもご興味やご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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