元々、北山杉・北山丸太のみ取り扱いをしてきました弊社ですが、
時代が進むにつれて取り扱う樹種が増えてきています。
順を追って簡単にご紹介していきます。
まずは丸太関連で、赤松皮付丸太、桧丸太、コブシ丸太、良母丸太等の丸太と言われるもの。
少し変わった、奇抜なデザインともとれる自然の造形美である「変木」。枝の付いた木や曲がりくねった木など。
次に地元工務店さんとのお付き合いで杉や桧の板や構造材の一等材の柱や野物材を取り扱うようになりました。
社寺関係のお付き合いでは国産の欅、桧、松も納めさせていただきました。
お茶室や数寄屋建築をされる方とお仕事するようになりますと
化粧物(よく見えてくるところに使う材料)の角物、とりわけ吉野杉や東北の赤松等の床の間まわりの材料
床板、地板や建具材、栗の名栗材も扱わせていただくようになりました。
そして天井材、杉の天井板、杉皮、黒部杉片木(ヘギ)材、白竹、女竹、煤竹、黒竹といった竹製品まで。
竹製品で言いますと、簀子(すのこ)を作ったり、木賊張りも大工さんに加工していただき納めさせていただきました。
時には古材も納めました。
ここ2~3年は外国産材も取り扱うようになりました。
ウォルナット、チェリー、モンキーポット、ウエンジ、ビルマチーク、米松ピーラー、アサメラ、中国松、
ブビンガ、タガヤサン、カリン、チンチャン、ラオス桧、タモなど
また国産材でもトチ、ナラ、ヒバ、モミ、クス、キハダ、楓、桑、栂、桐
白樺、ホウ、サクラ、カバ桜、シイ、サワラ、木曽檜、屋久杉、一位、黒柿、神代杉など
珍しいヒメシャラという木を輸出したこともありました。
考えてみると取り扱った樹種・品目は50種類を超えていると思います。
振り返ると未だに簡単だと思える木は一つもなく、一番ポピュラーな杉でさえ一つ一つ違いますし、
同じ一本の木でも部位や場所により表情が全く違います。
扱える樹種が増えることによるメリットは色々な提案が出来ることです。
使用用途、イメージ、サイズ感、価格感などをお聞きし、様々な樹種、形状の提案ができます。
デメリットはお客様を迷わせてしまうこと(→気を付けます)、在庫が増える(→整理整頓に努めます)
逆に今後取り扱ってみたい樹種としては地域に根付いた樹種「地域樹種」です。
特に国内に拘りませんが、それぞれの土地・地域で昔から使われている樹種には興味があります。
というのも、本来その土地に根付いた木をその土地に住まう人々は採取し生活に利用してきているので
その地域特有の性質をもった樹種には歴史や文化があり、そこに興味をそそられます。
かく言う北山杉もその一つです。700年程室町時代に誕生した地域樹種であり、京都の文化、歴史、主に茶の湯
建築を支えてきています。
思いつく最も古い地域樹種は伊勢神宮の桧かと思います。690年の持統天皇のときに始まった式年遷宮ですが、
基本的に20年に一度全て建て替えるために大量の桧と樹齢400年クラスの大径木が必要となります。
これらの木材を調達する山のことを「御杣山(みそまやま)」と呼び、鎌倉時代中期までは伊勢神宮の背後の山だったそうですので
地域樹種の最も古いものが伊勢の桧「伊勢桧?」「神宮桧?」ロマンがありますね。
外国で言うと最近教えていただいたレバノン杉。
古代エジプトやメソポタミアの時代から建築、造船に使われてきた、聖書にも登場する生きる伝説のような木。
知れば知るほど人と木は切っても決して切れることのない縁で結ばれており
改めてありがたい仕事をさせていただいているなと実感します。
木の話であれば、おそらく無理とは言わないのでなんでも聞いてくださればと思います。
※「地域樹種」という言葉は無いと思います。作りました。

少しでもご興味やご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
メール:uenomeimokuten@gmail.com お電話:080-2517-1411(上野)